ひとり句会:夏
向日葵の無気味な背たけ夜半の月
ひまわりのむいみなせたけよわのつき
場末たる冷やし中華や赤き文字
ばすえたるひやしちゅうかやあかきもじ
ひと夏に3回は冷し中華を詠んでるなぁ。
昼顔やすっぴんのまま蕎麦ゆがく
ひるがおやすっぴんのままそばゆがく
だるい土曜の昼下がりです。
蕗のすじ引いて笑えり水仕事
ふきのすじひいてわらえりみずしごと
台所雑詠……あれほどバカにしてたのにねー。
逢魔が時も吾はおんななり蕗煮て居
おうまがときもあはおんななりふきにてい
ほおづきの花実のことは知りませぬ
ほおづきのはなみのことはしりませぬ
カマトト句。
夕立ちやサッカーの足冷やしゆく
ゆうだちやサッカーのあしひやしゆく
百合匂う背中の開いたドレス着て
ゆりにおうせなかのあいたドレスきて
無理いわぬおとなとなりてパセリ食む
むりいわぬおとなとなりてパセリはむ