干柿や母の小言のまた途切れほしがきやははのこごとのまたとぎれ 月の雨ぽつりと昔話かなつきのあめぽつりとむかしばなしかな 秋暑し鳩と木陰を分け合へりあきあつしはととひかげをわけあえり
秋の蚊やふらと来てまたふらと去ぬあきのかやふらときてまたふらといぬ 無花果の熟れる如くに恋をせりいちじくのうれるごとくにこいをせり グラス干しつ骨焼けるまでの一時間グラスほしつほねやけるまでのいちじかん
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