2007-08-01から1ヶ月間の記事一覧

流星は金平糖口あんぐりと りゅうせいはこんぺいとうくちあんぐりと 今年の夏はペルセウス座流星群がすごかった……見てないけど。 波乗りと波訊いている夏の涯 なみのりとなみきいているなつのはて ひぐらしや離散する家静かなり ひぐらしやりさんするいえし…

秋未だ来波乗りに恋したままで あきまだきなみのりにこいしたままで 「秋が来ない」と「飽きがこない」をかけて。自分への意思確認。

ここいらは秋まだ遠しジェット吼ゆ ここいらはまだあきとおしじぇっとほゆ

向日葵や六郷土手まだ秋めかず ひまわりやろくごうどてまだあきめかず こぼれ種の巨大ひまわりでは、ソフィア・ローレンにはなれず。

まだ白く泡立つ波や夏の涯 まだしろくあわだつなみやなつのはて

立て膝で輪をひとつ吹く端居かな たてひざでわをひとつふくはしいかな いっこうに煙草を止めぬひと、飄々と端居して呑気に輪を吹く。 門火焚く生き別れたる我のため かどびたくいきわかれたるわれのため 誰を迎えるでなく、現世に迷う自分を迎えるために。 …

誘導灯のすじ引く夏や羽田沖 ゆうどうとうのすじひくなつやはねだおき

夕顔や向かうは知らぬ風吹く地 ゆうがおやむこうはしらぬかぜふくち 多摩川の川崎側から東京を眺める時、いつも思うこと。

舟は去る暗い水辺よ溝萩よ ふねはさるくらいみずべよみそはぎよ

独居愉し呪詛するやうに門火たく どっきょたのししゅそするようにかどびたく