ひとり句会:夏

山梔子の香や厚化粧まま夜半過ぐ
くちなしのかやあつげしょうままやはんすぐ
夜匂うクチナシは厚化粧の女の匂いがする。


朝焼けて片目で笑う白い月
あさやけてかためでわらうしろいつき


天瓜粉でけさらんぱさらん飼いたがる
てんかふんでけさらんぱさらんかいたがる
本来、けさらんぱさらんは白粉で飼うのだけど。


まぁだまだ子どもと思い青鬼灯
まぁだまだこどもとおもいあおほおづき
ボーッとしてると女の子はすぐに色付くんだから。