ひとり句会:夏

早乙女は汐干の足の美しき
さおとめはしおひのあしのうつくしき
季重ねじゃん!なので推敲後「早乙女は素足の脛の美しき」。久米仙人か!


夜濯の月に干したる産着かな
よすすぎのつきにほしたるうぶぎかな
今「夜お洗濯」がナウでトレンディらしいですよ、お母さま方!


あっさりとひと好きになる五月かな
あっさりとひとすきになるごがつかな
空は澄んでるのに、気持ちは……。


朝顔の鉢ならび出す路地の裏
あさがおのはちならびだすおじのうら


朝顔や如雨露貸してと路地の裏
あさがおやじょうろかしてとろじのうら


臨月や甘藍結実する如く
りんげつやかんらんけつじつするごとく
友人の臨月の腹を指さして「……キャベツ」と言って怒られた。反省。