2008-04-23 ひとり句会:春 解き放つものの芽すべて濡れてらし ときはなつもののめすべてぬれてらし 野に放つ火の如く吾は恋をせり のにはなつひのごとくあはこいをせり 恋鹿の恋始まりぬ落し角 こいじかのこいはじまりぬおとしづの 声あげて呼べども淡き春の月 こえあげてよべどもあわきはるのつき 春帆船舳先が風を割いてゆく しゅんぱんせんへさきがかぜをさいてゆく