2008-12-13 ひとり句会:冬 ショール巻く昭和乙女の足早し ショールまくしょうわおとめのあしはやし 湯ざめしつ淡々悼句詠みにけり ゆざめしつたんたんとうくよみにけり あれ主の背中に似たり年の市 あれしゅうのせなかににたりとしのいち 片恋と片手袋の待ち合わせ かたこいとかたてぶくろのまちあわせ あの顔で四十代とや漱石忌 あのかおでしじゅうだいとやそうせきき 漱石先生ゴメンナサイ……でも、あの顔で四十代って(←しつこい) 生きて何ぞ叫んでいるか冬の鵙 いきてなんぞさけんでいるかふゆのもず