ひとり句会:冬

膝掛けは寸足らずなり独居かな
ひざかけはすんたらずなりどっきょかな
浮気句会にて。


洗濯もの固く絞られ今朝の冬
せんたくものかたくしぼられけさのふゆ
浮気句会にて。


何もなきことさいわいや懐手
なにもなきことさいわいやふところで
懐手に弥蔵を決め込むのが好き。爺さんには「はしたない」怒られる。


ちくわぶを入れる入れない神無月
ちくわぶをいれるいれないかんなづき
「東男に京女」の無為なる戦い(笑)。食べたきゃ自分で買ってこーい。


奢られて聞く失恋や鴨の鍋
おごられてきくしつれんやかものなべ


冷飯や生きてこのかた神の留守
ひやめしやいきてこのかたかみのるす