2008-08-02 ひとり句会:夏 谷中へと向かふ浮き足圓朝忌 やなかへとむかううきあしえんちょうき 吹く風に頬打たれたり鬼蜻蜓 ふくかぜにほおうたれたりおにやんま 白雨きて言葉の端の遠くなり はくうきてことばのはしのとおくなり 見上げれば新宿卒塔婆夕焼かな みあげれなしんじゅくそとうばゆやけかな 午睡さめ男の臍の冷え冷えと ごすいさめおとこのへそのひえびえと 風鈴を鳴らして過ぎる美人かな ふうりんをならしてすぎるびじんかな