2009-10-15 ひとり句会:秋(2009) 羽良上詠月に捧ぐ。 願わくば我が身も透けよ冬瓜煮る ねがわくばわがみもすけよとうがにる 十六夜や不治を肴にする馬鹿ども いざよいやふじをさかなにするばかども 予感して思案のさなか熟柿落つ よかんしてしあんのさなかずくしおつ 蚯蚓鳴く男の嗚咽やがて止み みみずなくおとこのおえつやがてやみ ひとり身の両手に重し実ざくろや ひとりみのりょうてにおもしみざくろや 逃れ出た火葬場裏に秋の薔薇 のがれでたかそうばうらにあきのばら