ひとり句会:夏(2009)

あじさいの降らず照らずや空の色
あじさいのふらずてらずやそらのいろ
久しぶりに「ふたり句会」、徹夜明けの朝詠み。


手足伸ぶひとに言えない朝寝かな
てあしのぶひとにいえないあさねかな


夫ならぬひと駅に居て夏至の朝
つまならぬひとえきにいてげしのあさ
「木の葉のスケッチ」の、「夏、声かけないバージョン」ってね。


あじさいや乳房の重み疎ましく
あじさいやちぶさのおもみうとましく
雨の中、あじさいが自重でゆさゆさしているのを見て。