ひとり句会:秋

指先に雨の匂いの鮎落ちて
ゆびさきにあめのにおいのあゆおちて


颱風や我が胃の腑まで流しゆけ
たいふうやわがいのふまでながしゆけ


別れくる秋の日傘の重みかな
わかれくるあきのひがさのおもみかな
浮気句会にて。概ね高評、有難し。


彼はまたそれを見に行き秋出水
かれはまたそれをみにゆきあきでみず
そのうち波に飲まれてしまうに違いない。