2007-08-11 ■ 立て膝で輪をひとつ吹く端居かな たてひざでわをひとつふくはしいかな いっこうに煙草を止めぬひと、飄々と端居して呑気に輪を吹く。 門火焚く生き別れたる我のため かどびたくいきわかれたるわれのため 誰を迎えるでなく、現世に迷う自分を迎えるために。 溝萩や川面の風の揺れさわぐ みそはぎやかわものかぜのゆれさわぐ