第364回 浮気句会

青鬼灯まだ見も知らぬ恋の先
あおほおずきまだみもしらぬこいのさき
躯の芯が赤くなり、熱くなり、やがては心まで透けてしまうのだ。


かなぶんぶ飛び込みて知る夜の底
かなぶんぶとびこみてしるよるのそこ


昼顔や髭が蜜豆おかわりす
ひるがおやひげがみつまめおかわりす
何もヒゲが蜜豆をおかわりするなって言ってんじゃないのよ。