第362回 浮気句会

老鶯をきく深山の余白かな
ろうおうをきくしんざんのよはくかな
夢にも逢えぬ福生の老鶯の新譜を想って身悶える日々。嗚呼。


いちはつの色うすくして夕暮れぬ
いちはつのいろうすくしてゆうぐれぬ


サイダーはくちばしで飲む吾子裸足
さいだーはくちばしでのむあこはだし
吾子ではない、S師の娘。家鴨のようにサイダーを飲む。野生児。